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ポーセラーツをする人の多くが、カッティングマシンを使っています。
転写紙をいろいろな形に切るためです。
今回は、私が使っているカッティングマシン『cricut』(クリカット)を紹介します。
私がカッティングマシンの存在を知ったのは、とあるレッスンを受けたときです。
美しい模様に転写紙がカットされていました。
それまで、転写紙のカットにはデザインカッターを使っていた私は、とても綺麗なカットラインを見て思いました。
こんな転写紙も売ってるんかな?
そして尋ねたのです。
「このカット済みの転写紙はどこで売ってるんですか?」
その答えは「うちで私が作ってます」
まさかの返答にすごく驚いたのを覚えています。
そして、当然のように次はこう尋ねました。
「こんなに綺麗にカットするコツ…教えていただきたいです」
その答えは「カッティングマシンを使ってるから」
カッティングマシン??
私は、初めて耳にしました。
カッティングマシンとは何ぞや??
で、早速調べました。
「カッティングマシン」「ポーセラーツ」で検索!
そして分かったことは…
データを作るとその通りに転写紙をカットしてくれる。
しかも、転写紙の台紙はカットしないで残してくれる。
よく見るアレはカッティングマシンを使っていたのか!と合点がいきました。
カッティングマシンの存在を知った上で改めて、新たな視点でいろいろな作品を見てみました。
そうすると…カッティングマシンを使って制作されているものって案外たくさんありそうだな…と思いました。
私が、こんな風なの素敵やなー作ってみたいなーと感じるものって、カッティングマシンがあれば作りやすいのでは?とも思いました。
関西では有名なフレーズのあれです。
作りたいデザインをデータにする。
カッティングマシンにそのデータを送る。
転写紙をカットしてもらう。
白磁に貼る。
作りたいデザインを紙に写す。
(ズレる可能性有り)
そのデザインを転写紙に写す。(やり方はいろいろあります)
(更にズレる可能性有り)
写した通りにカッターでカットする。
(更に更にズレる可能性有り)
白磁に貼る。
細かい部分は大変だし、歪むこともある。
集中しなければならず目も疲れる。
こうなると、もう、欲しくなるに決まっています。
カッティングマシンが手に入ると、あんな作品やこんなデザインでも作れそう!と、想像するだけでワクワクします。
ただ、問題はあります。
私にとって、予算と置き場所問題は無視できません。
聞くところによると、ポーセラーツをする人の間では当時、主にSとKの2種類のカッティングマシンが使われていました。
私の場合、機能性よりもコンパクトさを重視して探していたので、2つのうちより小さなSを購入しよう…と決めたのですが、調べるとすでに製造中止。
Kは、いろんなことができてとても良いカッティングマシンのようでしたが、大きさが…どうにもこうにも…教室のどこに置く?家の中のどこに置く?その答えを見つけることはできませんでした。
仕方ありません。
カッティングマシンは泣く泣く諦めることにしました。
いつの日か、Sが再販されるかもしれない…と期待しつつ。
カッティングマシンの購入を諦めた私は、カットする必要があるときにはデザインカッターを駆使して作品づくりに励んでいました。
そんなある日、レッスン中にカッティングマシンの話になりました。
「これ、ポーセラーツでも使えるんじゃないかな?」
と、言って見せられたのが『cricut』に関するSNSの投稿だったのです。
値段…クリア。
大きさ…クリア。
即購入決定!!
ポーセラーツの転写紙に使えるかどうかは不確定でしたが、まるで運命の出会いかのように、赤い糸で引き寄せられたかのように、その日のうちにポチッと購入しました。
楽しみにしていた『cricut』が家に届きました。
すぐに開封してご対面。
コロンとした形がかわいい。
片手でも持てる重さ。
ブルーグリーンに白が爽やかでいい感じ。
第一印象を裏切らない『cricut』でした。
当然、すぐに使ってみたい!
早速、転写紙を切ってみよう!
と、意気込んだはいいものの、使い方がさっぱり分かりません。
近頃の家電はどれもそうですが、懇切丁寧に教えてくれる取扱説明書というものが付いてないのです。
使うにはアプリをダウンロードする必要がありそう…くらいは分かるのですが、その続きが…どうにもこうにも分からない。
しかも、私がやりたかった「転写紙を好きなデザインにカットする」のは、同じ『cricut』でも違う機種でないと出来なさそうでもあって。
早まったか…と半泣きになりつつ…さて、困った。
どうする?誰に聞く?返品か?できるのか?
さっきまでの浮かれた気分はどこへやら。
半泣きで焦って落ち込む私。
実は、そんな私の近くにいたんです。
『cricut』を使えるようにしてくれた救世主が。
一筋の光に照らされたような気分でした。
『cricut』を使えるようになった今では、すでに私にとってなくてはならないものです。
レッスンで生徒さんに喜んでいただいていますし、『cricut』があるからこそ受けられるオーダーもあります。
その2では、『cricut』を使った作品も紹介したいと思っています。